【中古パソコン】リノベーションパソコン・リース落ちゲーミングパソコンはオススメ出来るのか

※当サイトの記事内にはアフィリエイト広告を掲載している場合があります。

パソコン・デバイス・周辺機器

こんにちは、すたーです。

今回は中古パソコンについてのお話です。
昨今では大手のBTOメーカー等が、企業向けパソコンのリースアップ品にグラフィックボードを積んでゲーム性能を上げた「リノベーションパソコン」として売りに出していたり、同じく個人がリース落ちのパソコン本体とグラボを購入して「格安ゲーミングパソコン」を作成したりする光景がちょこちょこと見られます。

その辺に関して個人的にどう思ってるか等を語りたいと思います。

リースアップパソコンの購入 あり?なし?

単刀直入に言って「ありorなし」の2択で迫られるならば僕は「あり」だと考えています。

理由としては、一般的パーツ構成の物を購入・自作するより圧倒的に安く「ゲーミングパソコン」と言う物が手に入るのは魅力です。

パソコン本体は元々企業で使っていた物が殆どなので構成もしっかりしていて、OSやCPU等最低限必要な物はあり、届いた瞬間から使う事が出来ます。

自作で低コストで作る事を考えても、各種パーツの代金は勿論の事 OS代がネックとなってしまうので、ここまでコスパよく組む事はかなり 難しい or 出来たとしても相当な労力がかかるでしょう。

ただし…デメリットもあるので万人にオススメします!とは言えないです。
後述にてメリットとデメリットについて思いつく限り挙げて見ようと思います。

メリット

 

格安でゲームミングPCが手に入る

一番の目玉かつ一番のメリットと言ってもいい…と言うかリース落ちのパソコンを使ってゲーミングパソコンを構成しようと考える場合の9割以上の理由はコレでしょう。

OS・HDD・メモリ・CPU等々グラボ以外の最低限必要な物は全て込みでの価格と考えていいです。

安い物であれば数千円台~買える物もあるので、構成や買い方次第では2~3万円台でゲーミングパソコンと言える物が手に入る可能性もあります。

スリムな筐体が多く、設置場所管理がし易い

一般的な会社のオフィス等で大きなPC筐体が複数並ぶような部屋って言うのは余りイメージできないと思います。

実際企業のリース落ちで提供されるパソコンの殆どはスリムタイプの筐体に色々詰め込んで構成されているモデルが殆どです。

その為、場所的な意味で言うと普通のパソコンのサイズより場所を取らないと言う点はメリットとして上がるんじゃないかなと言った感じ。

OSが標準搭載されている場合が殆ど

これも最初に挙げた格安で手に入ると同じようなものですが、本来自作PCを組む時はパーツの他に 1~2万円する windows OS の購入も必須となって来ます。

リース落ちパソコンは使ってたパソコンがそのまま流れてくる感じなので、別途表記されていない限りはOSもインストール済でそのまま使える事が殆どです。

なので、ゲーミング用途でなくても届いた瞬間に普通に使えるwindows PCが格安で手に入るとも言えます。

企業向け・ビジネスモデルが殆どなので一般的なPCよりも作りが頑丈

これはメリットと言うよりは特徴と言った感じでしょうか。

やはりビジネスシーンや仕事で長期間使う以上簡単に壊れてしまっては困ります。
その為、データを格納するHDDを中心とした各種パーツをしっかり無駄なく組み込んで作っていると言った感じが伺えます。

一言で言ってしまえば、普通のパソコンよりも堅牢度の高い作りとなっています。

デメリット

 

結局は中古なのでいつ不具合・故障が起こるかわからない

まぁ…これに関しては言うまでもないですよね。

当面問題なく使用出来る可能性もあれば、3日後に不具合を起こしてしまう可能性もあると言う話です。

機械なので一生使えるって言う事はなく、継続的に使われてたと予想される物なので、間違いなく消耗している訳です。

その程度次第ではありますが、どう転ぶかはわからないという点がまずデメリットです。

電源部分が独自規格の場合電源周りのトラブルには個人ではほぼ対応不可

これが不具合を起こした時に一番めんどくさいと言うか…。
『リノベーションPC』と言うコストパフォーマンスの良さをウリにしている物の観点から考えると雲行きが怪しくなってきます。

普通の自作パソコンで使われるような『ATX電源』と言われる種類の電源を積んでいる企業向けPCは僕が知る限りでは珍しく『SFX電源』と言われる小型でスリムケースでも扱いやすいながらも、同程度の『ATX電源』と比べると値段がしたり、最大出力が低い規格の物が使われている事が多いです。

それでも汎用的な『SFX電源』であれば交換して使う事が出来ますが、メーカー独自規格の電源が使われている場合は、電源がダメになるだけでそのリース落ちパソコンはパーツ取りマシンになってしまう可能性が高いです。

拡張性がない

拡張性と大きな括りで言えば色々あるのでしょうが、ここで言う主な物はやはりゲーミング用途に改造する為のグラフィックボードの話になりますかね。

基本的には普通のグラフィックボードを搭載出来ないと考えていいです。
ロープロファイルグラボと言われる搭載幅の狭いかつ補助電源が不要なグラフィックボードしか搭載出来ません。

そして、このロープロファイルグラボはとても種類が少なく、現在で一番スペックの高い物は GTX 1650LP と現行のPCゲームだと満足に出来ないゲームも出て来たり、設定をかなり下げる必要がある物も出てくるのでこの辺が許容出来るかも重要となります。

各種パーツは型落ちの物ばかりなので大きな性能は期待出来ない

これも例えば Intel のCPUで言えば、現行の最新世代は10世代で11世代CPUの話もちょこちょこと出て来ていますが、リースアップ品に積まれているCPUは3世代~4世代ぐらいの物が多い印象です。

その為対応するマザーボードも必然的に古い製品となっており、メモリも大体が現在主流の『DDR4メモリ』ではなく『DDR3メモリ』対応の物となっています。

上記の対応するグラボの話も含めて、性能だけを見た場合、現在の廉価パーツを集めて自作するパソコンよりも劣ってしまう可能性が高いと言う事は頭に入れておくといいでしょう。

終わりに

そんな感じで近年流行っている(?)リース落ちパソコンへのグラボ搭載の件について個人的な意見とメリット・デメリットをズラッと書かせていただきました。

最初にも言ったように “ありかなしか” で言えば “あり” と考えているので、金銭的な問題やリスクを考えた時に自分が納得出来るのであれば十分購入候補に挙がると思います。

ただ個人的に思う事は、ロープロファイルグラボの次回作の情報もなく、PCゲームもこれから色んな物が出てくると思うので、購入する場合でもメインとなるパソコンの別途購入を考えて、それまでの繋ぎやサブPC的な位置での運用を考えた方が賢明かも知れません。

そんな感じで今回はこの辺で締めます。すたーでした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました