こんにちは、すたーです。
本日は未だに絶賛高騰&品薄中のグラフィックボード(ビデオカード)に関するお話です。
6/1に NVIDIA から突然の GeForce 3000番シリーズの新作発表と言う事で…軽くですが比較も交えて見て行こうかと思います。
このブログでも取り上げましたが、今年の2月に RTX 3060シリーズ が発売されたばかりと言う事を考えると3000番台グラボの展開は物凄く速い気がします。
RTX 3080 Ti & RTX 3070 Ti 性能/値段/発売日
下にご紹介するのは NVIDIA GeForce JP 公式様より新モデルの紹介ツイートです。
GeForce RTX 30 シリーズの新しいフラグシップ「GeForce RTX 3080 Ti」が登場。
6月3日より順次発売開始予定。 pic.twitter.com/M2xiUbZo95— NVIDIA GeForce JP (@NVIDIAGeForceJP) June 1, 2021
まず『Ti』シリーズと言うのは何かと言うと、無印の正当進化品と言うか…グレードアップ品と言う認識を持って頂ければ取り敢えずは問題ないです。
無印と比べて処理性能が向上する代わりに販売価格や消費電力はそれに伴って上昇するのが特徴といった所でしょうか。
後はグレードアップ品とは言っても、基本的には同じシリーズのグラボ内では数字の大きい物程性能が高いと言った特徴は据え置いています。
『RTX 3070 Ti』を基準に例を出すと 無印の『RTX 3070』のグレードアップ品である為に当然それよりは性能が高いですが、ランクが1個上の『RTX 3080』には及ばないと言った感じです。
※3080>3070Ti>3070の順で性能が高い。
RTX 3080 Ti
名称 | RTX 3080 Ti | RTX 3080 |
CUDAコア数 | 10240 | 8704 |
定格クロック | 1370MHz | 1440MHz |
ブーストクロック | 1670MHz | 1710MHz |
メモリ | 12GB | 10GB |
消費電力 | 350W | 320W |
価格 | 約176000円 | 約11万円 |
『RTX 3080 Ti』コチラの発売日は6/3(木)との事で…情報解禁の2日後と言うとても短いスパンでの発売となります。
上記の表は大きく気になる所を抜き出して 無印3080 と今回の3080Ti の比較を置いてみました。
まず一番に目に入るのは『CUDAコア数』ですね。
驚異の1万超えとの事で、この数は現行の最上位モデルの『RTX 3090』の『10496』と変わらない数を搭載しています。
グラフィックボードの基本性能を簡易的に判断する時は『CUDAコア数』に注目して、その値が大きい程性能が高いと言う感じで捉えるて貰うとその数値の高さがわかるかと思います。
勿論『CUDAコア数』が全てと言う訳ではありませんが。
その他にはメモリ数も2GBの増加、消費電力も性能の上昇に伴って30W程増加しています。
価格の増加も顕著な物で、無印と比較するとおおよそ 1,5倍以上の66000円 の増加 と簡単に手の出る価格じゃないのは結構痛い点ですかね。
メモリ数こそ『RTX 3090』の『24GB』には届きませんが、それでも『12GB』と言うメモリ量は必要十分な搭載量で、どちらかと言うと 3080 のグレードアップ品と言うよりは 3090 のグレードダウン品と言う表現の方がしっくり来る感じです。
何にしても現行2番手の高スペックなグラフィックボードとなる事は変わりませんので、十分すぎる程いい品である事は言うまでもないですね。
RTX 3070 Ti
名称 | RTX 3070 Ti | RTX 3070 |
CUDAコア数 | 6144 | 5888 |
定格クロック | 1580MHz | 1500MHz |
ブーストクロック | 1770MHz | 1730MHz |
メモリ | 8GB | 8GB |
消費電力 | 290W | 220W |
価格 | 約9万円 | 約8万円 |
『RTX 3070 Ti』コチラの発売日は6月10日(木)との事で…『RTX 3080 Ti』より1週間遅れての発売となる予定です。
上記の表は例の如く 無印3070 と今回発売の 3070Ti の簡易比較表です。
此方は 3080程顕著な性能強化は無く、メモリの容量も据え置きですが、その他が比較的マイルドに全項目強化されたような感じですね。
価格的にも1万円程度しか差がないので比較的手の届きやすい点もGoodです。
最も、此方の定価で入手出来ればの話ですけどね…。
この辺の記事でも書いてる用に、ゲーミングPC等を用いて一般的なゲームや編集作業をするにあたっては3000番台シリーズを始めとした上位グラボでは既にオーバースペックな状態である事が殆どで、1世代型落ちの旧最上位モデルの『RTX 2080 Ti』でも必要十分すぎる程のスペックです。
そういう観点から考えると、比較してのスペックアップは特段凄みのあるものではありませんが、そもそも『RTX 3070』の時点で普段使いでは十分なスペックを所持している事と約9万と言うお値段なので、価格対効果を考えると結構コスパの高い製品に仕上がってるのではないでしょうか。
終わりに
と言う事で今回は新作グラボ『RTX 3080 Ti & RTX 3070 Ti』についてのお話でした。
GPUマイニングのブームやら半導体・パーツの供給が追い付いてないやらで今年に入ってからグラボの価格と言うのは高騰傾向にあったり、そもそも物が無くて買えないと言う事が多発している現状ですので、新作の発表と言うのは結構喜ばしい事ではありますね。
ただ、上記理由から此方のグラボも大量生産は出来ないと予想されるので、もしグラボの買い替えや新規購入を考えている方で定価で入手出来そうなのであれば、即断即決で購入しちゃって問題ないレベルの品と価格だと思います。
今後他のグラボと同じ様に品薄・高騰する可能性は大いに考えられますので…。
グラボの全体的な価格も早く元通りに戻って欲しいと切実に願っています。
そんな感じで今回はこの辺で。すたーでした。
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