近年急成長!AMD製の現行メジャーCPU各シリーズ簡易解説!

※当サイトの記事内にはアフィリエイト広告を掲載している場合があります。

パソコン・デバイス・周辺機器

こんにちは、すたーです。

さて、今回の記事は少し前に書いたインテル製CPUの簡易解説と言う話題のAMD版をやって行きたいと思います。

インテル版の記事はコチラ↓
オススメはどれだ!インテル製の現行メジャーCPU各シリーズ簡易解説!

コチラも例に漏れずに現行で発売してる物かつ、ある程度使われてたり名が知れてたりするシリーズのみをご紹介させていただきます。

Athlon シリーズ

最初にご紹介するのは、AMDCPUの廉価グレード『Athlon シリーズ』です。
IntelCPUで言えば『Celeron シリーズ』が相当品ですかね。

此方も現行発売品だと大体6000円前後のお値段で提供されている物で、性能的にも似たり寄ったりですが、シングルコア性能は “Celeron” マルチコア性能は “Athlon” に軍配が上がると言った感じでしょうか。
最も、言う程大きな差はないですが。

とは言う物の…完全オフィス用途であればやはり “IntelCPU” が使われる事が多い感じがします。

そもそも “Celeron” “Core i3” の時と同様に、数千円程度プラスすれば “Ryzen3” を購入する事が出来るので、あくまでも個人的な意見にはなりますが、正直言ってAMDでもIntelでも最廉価グレードを敢えて選ぶ必要性は薄いと思います。

Ryzen シリーズ

お次はAMDCPU全体としては中間クラスに位置するであろう『Ryzen シリーズ』です。

昨今のAMDCPUの優秀さが世界に轟き始めた一番の功労者と言ってもいいのがコチラのシリーズと言っても大袈裟じゃないと思います。
IntelCPUで言えば『Core i シリーズ』相当品となるシリーズです。

現在は第4世代まで発売していて、今後の世代にも期待が掛かるシリーズでもあります。
“Ryzen”ではCPUの世代を表すコードネームとして『Zen』が使われています。

“第1世代(Zen)” は特に語る事は無いと言うのが正直な感想ですね。
初版と言う事もあるので、まだまだ発展途上と言った感じです。
搭載するコア数は多かったものの、この世代は全体的な性能としてはイマイチと言った感じです。
※『Ryzen7 1700』,『Ryzen5 1600』,『Ryzen3 1300』及びその派生品が “第1世代 Ryzen” です。

“第2世代(Zen+)” は『Zen』の後継モデルとして発売されて、相変わらず高いコア数を持っており、前世代では性能的に微妙だった物が大分改善されて来たので、この辺りから徐々にAMDCPUと言う物が頭角を現して来たのかなと言った感じです。

コア数が多い為に総合数値の “Passmarkスコア” なんかを見ると現行でも余裕で使える数値を叩き出している反面、シングルコア性能が弱い為、ゲーミング性能等はイマイチでした。
※『Ryzen7 2700』,『Ryzen5 2600』,『Ryzen3 2300』及びその派生品が “第2世代 Ryzen” です。

“第3世代(Zen2)” は『Zen+』の後継モデルとして更に各パフォーマンスを追求して進化したモデルです。
一般的に “Ryzen” が注目されたのはこの世代からと言うイメージですね。
この世代からそれまでの Ryzen3/5/7 に加えて、最上位モデルとして “Ryzen9” が登場します。

この世代初版の “Ryzen7″ は税別約4万円、”Ryzen9” でも税別約6万円と言う安価で提供されており、それでいてコアスレッド数や “PassMarkスコア” 上でも “Core i” に勝っていた事から自作ユーザーを始め、BTOPCでも “Ryzen” 愛用者が増えて来たイメージです。

更に定格クロックでの運用であれば、該当CPUを十分に冷やす事が出来る付属のCPUクーラーも同梱されている点も中々Good。

割と真面目に至れり尽くせりな感じですが、一応ゲーミング性能なんかを見ればまだ “IntelCPU” の方に若干分があった感じはします。
※『Ryzen9 3900X』,『Ryzen7 3700X』,『Ryzen5 3600』,『Ryzen3 3100』及びその派生品が “第3世代 Ryzen” です。

“第4世代(Zen3)” は高スペックだった前世代よりも更に順当にスペックがアップした現行最新の世代です。

全体的な性能アップは勿論の事、シングルスレッド性能も更に向上し、ゲーミング性能でも高いパフォーマンスを発揮出来るようなモデルが増えました。

ただ、前世代で “Ryzen” が流行った大きな理由の “低価格で高性能” と言うポイントが若干軽減されました。

具体的に言うと4世代初版の “Ryzen7″ は税別約5万円、”Ryzen9” は税別約6万円(5950Xの場合は約8万5000円)となっているのと、前世代ではそこそこの性能のCPUクーラーが付属していたのが無くなったりと同じ条件でPCを組むとなると若干出費が嵩む感じです。

とは言ってもこれはあくまで “前世代と比較して” と言う話なので、3世代が安すぎただけで性能と価格を考えれば十分に安価だと思いますけどね。
※『Ryzen9 5950X』,『Ryzen9 5900X』,『Ryzen7 5700X』,『Ryzen5 5600』及びその派生品が “第4世代 Ryzen” です。

Threadripper シリーズ

今回最後にご紹介するのは、AMDの上位クラスCPUの『Threadripper』シリーズです。
IntelCPUで言えば『XEON』に相当する物と言う感じですかね。

このCPUも一般的な人が使うには超絶オーバースペックの為に、規模の大きい創作活動をする人やワークステーション向けの高級CPUとなっています。

元々コア数が多い事が特徴の1つである “Ryzenシリーズ” の上位CPUとされている為、その特徴も引き継いでいて、現在までに発売されている物で最大で “64コア128スレッド” と言う 『XEON』最大の “56コア” を超える驚異的なコア数を備えている物も存在します。

パーツ構成も色々特殊と言うか…まず、TDPが高い為電源ユニットは高パフォーマンスな物が推奨されます。
更に通常のCPUと違ってサイズが極端に大きく、マザーボードも専用の物で無いとNGな上に、伴ってCPUクーラーなんかも専用設計の物があったりとほぼ全ての関連パーツにおいて代用や使いまわしが出来ないので、コスパ的には余りよくないです。

何れにしてもやはり一般的な使用用途で考えるとオーバースペックすぎるので、仕事等で必要な方は別として、ロマンを追い求めたい方以外は基本的に選択肢として考える必要はないと思います。

AMD製CPUの選び方

結局の所どれを使えばいいのか?って言う話になって来るかもしれないので、一応個人的な意見を述べて置くことにします。

結論を言ってしまえば “Ryzenシリーズ” 3世代or4世代の『Ryzen5』『Ryzen7』『Ryzen9』の中から予算と用途に応じて選べばいいのかなと言う感じですね。

第3世代の『Ryzen5 3600』辺りでも一般的な用途を前提とした場合、現状CPUのスペックとしては全く問題無いレベルのパフォーマンスを叩き出せます。

ゲーム等に重きを置きたいと考えている人は、単純にシングルスレッド性能が向上している第4世代の方がオススメです。
最も、ゲームの場合は相応のグラフィックボードの選択の方が要になりますけどね。

諸々踏まえた上で1個無難なオススメを選んでくれと言われたら『Ryzen7 5800X』ですかね。

この辺りを選べばゲーミング性能等も含めて大体の事は問題なくこなせますね。

と言うか AMD,Intel 問わずに最新の “5シリーズ” 以上のCPUならば、基本的にユーザーがやりたい事の要求値よりもCPUの性能の方が高い事が殆どなので、処理速度等の効率の良し悪しはあれど、余程の事が無い限りは “CPU性能” という面で足を引っ張ってやりたい事が出来ないと言う事は少ないと思います。

終わりに

と言う事で今回は『AMD製の現行メジャーCPUの紹介』についてのお話でした。

“AMDCPU” 云々と言うよりは、つい数年前まで “Core iシリーズ” が鉄板だったCPU界に物凄い勢いで追いついて来た “Ryzenシリーズ” はやはり色んな意味で凄いですね。

勿論、予算や用途次第で使い分け出来るので、必ずしもどっちはいいって言うのはありませんが。
この先も新世代の製品に期待が掛かるので、お互い今後のPC界隈を盛り上げて行ってくれる事を大いに期待したいです。

そんな感じで今回はこの辺で。すたーでした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました